ビジネスの場においてファーストインプレッションを決める「名刺交換」の場は今後の関係構築において重要な部分になります。
この記事ではそんな重大な名刺交換の場での名刺入れの使い方や名刺交換のマナーについて解説していきたいと思います。
営業職の方や頻繁に名刺交換する職種の方もそうですが、特に新入社員は名刺入れ購入の際に絶対選んではいけない5つのことがあるので、まずはそれをご紹介したいと思います。
【大前提】新入社員が絶対選んではいけない名刺入れの特徴5つ
- 派手な色(レッド、イエロー、ブルー等のパステルカラー)
- ハイブランド
- 安っぽさオーラ全開の名刺入れ(アルミやビニール、ステンレス素材のモノ)
- 表面が滑る素材
- 収納箇所が1箇所しかない
営業職の場合、基本的に名刺交換をする相手はお客様や取引相手など、基本的に目上の人だと思っておいて間違いはないです。
そんな誠実性や堅実性を求めらる営業職において「派手目な色の名刺入れ」であったりブランドロゴががっつりついた「ハイブランドの名刺入れ」は論外です。
また、如何にも「それ1,000円くらいで購入したでしょ?」感満載のビニール製やステンレス製の「安っぽい名刺入れ」も然りです。
特に年配の方ほど、そういった第一印象の部分を気にする方が多い傾向にあります。
最近では企業側が指定の名刺入れを支給してくれたり、色やブランドを指定してくるケースもかなり増えてきています。
名刺交換した後相手側の名刺はすぐ中に直さず、名刺入れの上に置いておくのがマナーですが、その時にステンレスなどの素材だとちょっとした振動で名刺が滑って落ちてしまう場合があります。
その人の顔とも言うべき名刺を落とすというのは、相手の顔に泥を塗ることと一緒で絶対やってはいけない行為です。
また、たまに収納箇所が一つしかない名刺れが販売していたりしますが、そうなると自分の名刺と頂いた名刺を一緒くたにしなければいけません。
スピーディさやスマートさが求められる名刺交換の場で取り出すのがもたついてしまったり、後で名刺整理帖に入れ直すときに時間が掛かってしまったりと、大変面倒になってしまいます。
なので名刺入れを購入する際は最低でもポケットが2箇所以上あるものを選ぶということをおすすめします。
【チェックポイント】取引関係の弔事などに参列する機会もあるかもしれませんし、無難に行こうと考えるなら黒がおすすめ!!手垢汚れも目立ちにくいですし。その他、スーツとの相性を考えるなら「ブラウン」や「ダークグリーン」「バーガンディ」「ネイビー」など控えめ色もオススメです★また印象をよくしたいなら革製の名刺入れが「拘りがある人」のように見られる場合が多くおすすめ。
名刺入れの使い方
- スーツの場合内ポケットに収納しておく
- 立ったままや座った状態でも頂いた名刺は名刺入れの上に配置しておく
- 自分の名刺を入れるポケットと相手側の名刺を入れるポケットを分ける
- 自分の名刺は20枚~30枚はストックしておく
- 防忘のため、相手方がいない場所でその人の情報をメモっておく
- 相手方の名刺はそのまま名刺入れに入れておかず名刺整理帖に分類し整理しておく
状況や場面別の名刺交換のマナー
意外に沢山ある名刺交換のマナー。第一印象を決める大事な場面で知らず知らずにイメージダウンしてしまっているということにならないように、必要最低限の名刺交換のマナーは習得しておきましょう。
基本マナー(出会いの場面)
- 専門のカードケース(名刺入れ)から名刺を取り出す
- 訪問先や目上の人が相手の場合は先に名刺を差し出す
- 会社名・職種(役職)・名前の順番でスマートに自己情報を伝える
- 同じタイミングで名刺を出してしまった場合、目上の人の名刺より、下から名刺を渡す(乾杯するときのグラスを当てる場所をさげるマナーと同じ感覚です)
- 右手で名刺を渡し、左手で名刺を頂く
- 名刺は相手向き(文字が読みやすい向き)にして渡す
- 原則!基本的に別れるまで名刺はなおさない(直す場合は「汚れるといけないんで入れさせて頂きます」等と一言添える)
- 複数人同時に行う場合、役職が上の人から順番に渡していく
名刺交換後着席した場合のマナー
- 訪問先の場合相手より先に着席しない(相手側から促された場合のみ「失礼します」など一言添えて座る)
- 名刺入れを机の上に置き、その上に頂いた名刺をおく
- 複数人いる場合、向かい側の席順に合わせて名刺をテーブルに置いておく
- 原則!相手方がいる席で名刺に書き込み(メモ)をしない
立ったままの名刺交換マナー
分かれるまで名刺を手に持ちなおさない
立ったまま複数人同時に名刺交換する場合、最終的にポストが高い人がトップにくるように、名刺を順番に重ねていく。